映画に見るタップダンス|名作から知るリズムと身体表現の魅力

映画に見るタップダンス 緒方文ブログ
緒方文ブログ

はじめに

映画で感じるタップダンスの魅力

タップダンスは、

音楽・身体・感情が同時に存在する、とても舞台的なダンスです。

その魅力が最も分かりやすく伝わるのが

映画のワンシーン。

映画の中のタップは

・テクニックの披露ではなく

・物語の流れの中で

・感情や空気を表現する手段

として使われています。

ここでは、

タップダンスが印象的に描かれている映画を中心に、

「どこを観ると面白いか」という視点もあわせて紹介します。

タップダンス 映画 ①『雨に唄えば』(1952)

タップダンス映画の代名詞とも言える作品。

見どころ

雨音とタップ音が自然に混ざる演出

音楽と動きが完全に一体化した構成

ダンスが“感情表現”として機能している点

特に有名な雨の中のシーンでは、

タップが振付というより

喜びそのものの表現として使われています。

そのほかにもたくさんの名シーンがあり、タップダンス の魅力炸裂です。

ストーリーも無声映画からトーキーに変わる時代がコミカルに描かれていて

お話としても、とても楽しめる作品です。

タップダンス 映画の代名詞とも言える「雨に唄えば」ポスター

タップダンス 映画 ②『TAP』(1989)

タップダンスを主題に据えた、貴重な映画。

見どころ

複数のタップスタイルが登場

音楽との“会話”のようなやり取り

即興性を感じさせるシーン構成

この映画の見所は、

なんといってもタップマスターたちが一堂に会し、タップバトルをするシーンでしょう。

いやぁ〜、このシーンはお宝です!

主演の「グレゴリー・ハインズ」もこのマスターたちのタップを映画に残したくて作ったとも言われています。

他には、タップダンスの文化的背景や

舞台とは違う“生っぽさ”を感じられる一作です。

タップダンス 映画 グレゴリーハインズ「TAP」

フレッド・アステア出演作品

フレッド・アステアのタップは、

とにかく軽やかで美しい。

見どころ

無駄のない動き

上半身の自然な使い方

流れるようなリズム感

ステップの難しさよりも、

音楽の中を歩いているような感覚が印象的です。

タップダンスが

エレガントで洗練された表現であることを

教えてくれます。

私の師匠の中野ブラザーズは、戦後この「フレッド・アステア」の「踊る結婚式」という映画を見て、タップダンサー になろう!と思ったそうです。

タップダンス 映画 「踊る結婚式」フレッド・アステア

映画から分かるタップダンスの本質

これらの映画に共通しているのは、

音楽と動きが対等であること

体全体でリズムを表現していること

観る人に感情が伝わること

タップダンスは

「音を鳴らす技術」ではなく、

リズムを身体で表現する舞台芸術

だということが、映画を通してよく分かります。

まとめ|映画はタップダンスの最高の入り口

タップダンスを知る入り口として、

映画はとても優れた教材です。

レッスンや舞台とは違い、

映像だからこそ伝わる

・空気感

・呼吸

・感情

があります。

気になった作品から、

ぜひ一度じっくり観てみてください。

タップダンスの見え方が、きっと変わります。

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